• 越後湯沢の温泉宿「HATAGO井仙」「ryugon」で提供している雪国の恵みをお届けします。
  • 越後湯沢の温泉宿「HATAGO井仙」「ryugon」で提供している雪国の恵みをお届けします。

Blog

2020/05/13 16:38

こんにちは!HATAGO井仙の本田です。

 

 「HATAGO井仙」「んまや」で取り扱っている食品や食材の生産者を訪ねるシリーズ

 

 

今回訪ねたのは越後湯澤んまや駅中店

「ゆきたましゅねばる」をつくる

シェフパティシエ 志田憲一さんです。

 

しゅねばるって何? 

 

私たちは日頃からこの地の食文化の大きなテーマは「保存食」だと考えておりますが、

実はしゅねばるも、もともとは保存食として食べられていたそうです。

 

ドイツのローテンブルグ地方のお菓子、

シュネーバル。

ヨーロッパの寒い地域では、固い焼き菓子など保存の効くおやつを作る習慣があるそうです。

これは冬篭りのための蓄え。

そこからヒントを得て生まれた「しゅねばる」は見た目も雪国らしく雪玉のような揚げ菓子です。


米粉を加えた生地を米油でサクッと揚げます。

揚げたては香ばしいドーナツのような香りです…

 



コーティングをして完成です。小さな工房で,ひとつひとつ丁寧に仕上げています。

私は春らしく甘酸っぱいストロベリーがおすすめです!

 

しゅねばるの楽しみ方

パリパリと食べやすい大きさに割ってお茶菓子にどうぞ。

アイスクリームのトッピングにしたり、牛乳を加えてシリアルにしてもおすすめです。

 

今回取材してみて…

しゅねばるのアイディアとなったドイツのシュネーバルは,クリスマスマーケットに並ぶ,子どもたちのための雪玉のようなお菓子です。

それは保存のきくお菓子でありながら,季節の楽しみであり文化です。

 

私たちの住む雪国魚沼でも、冬を越すための知恵として食材を保存する習慣があります。

冬に備える営みは同時に,冬の暮らしに愉しみを増やし,豊かにするものだと気づきました!

 

秋までにせっせと働きしっかりと蓄えをして,冬のあいだはおうちで楽しむ。そんな過ごし方は国は違っても雪国の暮らしの共通点なんですね。

んまや

メールマガジンを受け取る